大手前丸亀高校の生徒さんから、「物理」「物理基礎」がわからない、どうすれば出来るようになるかわからないという声を良く聞きます。実際に指導してきた経験でも、お困りの方が多いようです。
特に今年(令和元年度)の1年生は、授業が全然解らないという生徒さんが多いようです。
その理由を考えてみましょう。
《大手前丸亀高校の「物理」「物理基礎」の特徴》
① カリキュラムが安定していない
大手前丸亀高校は中高一貫の進学校でありながら、1年生の間にここまで終わらせる、2年生の間にここまで終わらせる、といった基本的なカリキュラムがありません。各先生の裁量次第です。その結果、中学3年生から「物理基礎」をスタートさせるにもかかわらず、終わるのが高校3年生の夏休み。すなわち、一通り学習するのに4年近くかかっています。
「物理」「物理基礎」は2年間で終わらせるのが適正な科目です。せっかくの中高一貫校で中3から始めるのなら、高1の間、遅くとも高2の夏くらいには一通りの学習を終わらせて、残りの1~2年間を受験レベルの学習に使うべきです。中高一貫校のメリットが全く生かされていません。全く信じられないような状況です。
② 教材が受験参考書
大手前丸亀高校の「物理」「物理基礎」の教材は、数年前から「物理のエッセンス」「良問の風」が使われています。どちらの本も大変定評があってよい本ですが、あくまで受験参考書として優秀な本であり、一から学習する学校の指定教材に適した本ではありません。
「教科書」→「セミナー物理、リードαといった傍用問題集」→「物理のエッセンス」→「良問の風」
という順序で使って効果が出る本です。
授業を聞いても解らない、エッセンスを読んでも解らない、
となっても無理はありません。
と言いますか、大体そうなると思います。
基礎の理解、基礎レベルの演習が足りません。
③ 定期テストが問題集から“そのまま”出る
進学校でこれはよくありません。解答暗記に走ってしまい、実力がつきません。
④ 進研模試や駿台模試の対策に時間をかける
模擬試験は実力を測るものです。模試の対策をして偏差値を上げてどうするのでしょうか。
ヴィクトリー理数専門塾での対策
・授業が解らない。
・自分で勉強したいけれど、普段は他科目の小テスト等が多くて時間が足りない。
・定期試験前に答えを詰め込む(しっかり理解しないで暗記する。)
このような悪循環に陥っている生徒さんが多いのではないでしょうか。
物理は独学が難しい科目とされています。
時間がたっぷりあれば、詳しい本にじっくり取り組んで独学することも可能だとは思いますが、大手前の生徒にはそのような時間は与えられていません。
対策としては、
・授業に先駆けて、基礎になる部分を本質的に理解してもらう。
・授業が解るようになる。(授業で復習をすることが出来る)
・試験勉強も単なる暗記から脱却できる。
という流れを作ります。
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~製作中~
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